MSI Clawを買って良かったけど、オススメはしない話
一ヶ月ほど前、MSIのClawというハンドヘルド型PCを買った。ハンドヘルド型って俗に言われてるのがどういうPCかというと

こういう奴である。一回りくらいでかいSwitchみたいな形を想像してくれればいい。詳しい人にはMSIが作ったSteam Deckみたいなやつだよといえば伝わると思う。
構成はCPUが第一世代CoreUltra7、メモリが16GB、ストレージが1TB。お値段は2024年12月現在メーカー直販にて89,800円。私自身はAmazonアウトレットで69,391円で購入した。7万円で買ったPCがこのスペックだったらかなりお買い得という感じだ。ノートPCと単純比較できる代物ではないが。
買ってみて思ったのは、やはりお手軽にPCゲームが遊べるの最高〜!ということである。元々使っていた15.6インチノートがデカくて邪魔という理由でPCゲームから遠ざかっていた身としては、小型と軽量で思い立ったらすぐ起動して遊べるという利点は非常に大きい。おかげでHADESⅡのアーリーアクセスとかめちゃくちゃ遊んでいる。あとEpicで無料配布してたヴァンサバ。Balatroとかもめちゃくちゃおもしろい。こういう軽量ぎみなゲームをごろ寝しながら遊べるというのがこの手のPC最大の存在意義だと思う。あと旅先にも持ち出しやすいので、出張なんかが多い人にもいいんじゃなかろうか。
逆にうーん……なところはパッド部の形が悪い、ソフトウェアアップデート当てないと使い物にならないなどなど。筐体の大きさや重さは使ってみると意外と気になる。PC界では小型だが、ゲーム機として考えると大型、というラインだ。さらにパッド部はあまりグリップ感が良くない。具体的に説明はしづらいのだが、1時間とか握ってると痛くなってくる感じ。SwitchLiteではなかったことなので、重さと形状と諸々複合要因なんだとは思うが、あまり長時間使うのには向かないと思う。あと筐体裏側についてるマクロボタンが絶妙に邪魔。私が使わないだけではあるが、いらないのにカコカコ押してしまって少しストレス。これらを解消するために、長時間やりたいときはスタンドに置いてXboxコントローラーを接続して使っている。こうすると箱コンマジで使いやすくて感動する……。
ソフトウェアアップデートに関してはガジェット買ったらそりゃやれよという感じではあるが、Clawは特に必須という感じがある。実はClawはあまり評判が良くなかったPCで、ソフトウェアやBIOSアップデート等で諸々修正されてだいぶマシになったという経緯がある。なのでこれを当てないと結構やばい。私も開封してセットアップ中に幾度となくインターネット接続が途切れる、ゲームを起動すると常に左スティックが入力されたままの状態になるなど割と困る状況に陥った。これらはすべてアップデート類を適用したら解消されたものの、アップデートなければ使い物にならない機器だったのか……という気持ちになりもした。購入後もこまめに確認をしたほうがいいだろう。幸いにもホームメニューから手軽にアップデート類の提供状況は確認できる。
さて、総合すると個人的には「買ってよかった」に入るものではあるのだが、タイトルのとおりあまりオススメはしない。一番大きな理由は、ハンドヘルド型PCはまだ時期尚早なジャンルであるという認識だからだ。
SteamDeckを筆頭に、中国新興メーカーやASUSやLenovoなどの大手PCメーカーも参戦してにわかに盛り上がりを見せている市場ではある。あるのだが……正直なところ、今の時点でのハンドヘルド型PCは明確な目的を持っている人かガジェットマニアにしか勧めるべきではない商品だと思う。まだ多くのメーカーが1,2世代ほどしか販売していない機器ゆえ、成熟しきっているとは言い難い。実際ASUSのROGALLYの初代モデルとかはSDカードスロットが熱でぶっ壊れるとかいう問題もあったし(マイナーチェンジ版のXでは治ったらしい)、大手だから大丈夫という話でもない。メーカー側にノウハウが貯まりきっていないという点は事実だろう。また、長期使用の報告も当然存在しないので、1年後2年後もっと先に機器がどうなってるか?修理とかサポートの状況はどうなっているのか?という点で不安は残る。
私は「大したスペックはいらない」、「予算は10万未満」、「電子機器は小型軽量であればあるほどいい」という大前提があって、そこにバチっとハマったからこそClawを買ったし今のところは満足している。だが、この機器があと何ヶ月何年動くかは正直読めない。小さな筐体に、酷使するであろうゲームパッドをつけた機器がどれだけ使い倒せるものか、という感じだ。MSIがどれだけ修理とか受け付けてくれるかもわからないし。一応台湾でClawの次世代機の詳細が発表されてるらしいのでハンドヘルド型PCはもうしばらく売ってくれるようではあるが……
故に、無責任に「オススメだよ!皆も買おう!」とは言えない。「貴方の使用用途に合っていて、かつ発展途上ジャンルであることを認識したうえで買うならいいと思う」という感じだ。具体的には据え置きのデスクトップがある人のサブ機とか、旅行出張が多い人のお出かけ用とか。ノートPCがメイン機の人が完全な置き換えを考えているならちょっと考えたほうがいい感じはする。私は半分その気持ちで購入したが、居住空間がめちゃくちゃ狭いとかのっぴきならない事情がある人でも13インチノートPCとかのほうがいい気はする。良く考えて買ったほうがいい機器である、ということだけは覚えて帰ってほしい。
とはいえ、これだけ小型な筐体でもちゃんとPCであるし、描画設定調整すればわりといろんなゲームが動くというのはロマンがある。ドックやハブを駆使すれば周辺機器も色々繋げて、ガッツリPCとして利用できるわけだし。面白いジャンルだと思うし、個人的に最近のゲーミングノートは私の想定用途に対してオーバースペックに感じていたので、CPU内蔵グラフィックだけでこれだけゲームが遊べるということがわかったことも大きい。本当はIntel機よりAMD機の方がグラフィック性能は高いらしいが……。
興味を持った方はきちんと自分のやりたいことと必要なスペックを確認して、その上でお店で現物を見てから購入することを強くオススメします。
祝 ハロウィンと朝の物語配信開始
Sound Horizonの新譜、ハロウィンと朝の物語が配信開始した。とてもめでたい。
サブスクリプション形式での配信開始ということで、なんと無料で聴けちまうんだ。
まだ聴いてない人は、とりあえず下記のYouTubeから聴こう。違法アップロードじゃないので安心して聴いてくれ。
https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_nOEAUmBa-dXehDntvM0Gf59IL0BkXeVFI&si=ZaGYg9vvSl-0yqus
さてここからは聴き終わったという前提で書く。
このブログは考察とかをする場所ではなく、あくまで感想を書く場所。
私が一番思ったのは、「キングレコード時代の曲が好きで結構前に離れた人はわからないけど、絵馬が肌に合わなかった15周年前くらいまで聴いてた人は楽しめるかもしれん。そこそこ前から聴いてて本家とか知ってると尚良し」です。
私自身、あまり絵馬に願ひを!が刺さらなかったクチだった。理由は色々あるけど、やはり音楽として楽しみづらかったというのが一番大きい。
結果として絵馬は選択肢を選ぶゲームのような構成だったのだけど、私はゲームと音楽と漫画とか全部頭の違う場所で処理しているつもりなので、ちょっと合わなかった。曲を聴きたいのに、語りを聴きたいのに、なんか色々ままならなくて正直星集めて第三の選択見てぶん投げてしまった。語りとか全然回収してない。情報もその後入れてない。多分今後の新譜でめちゃくちゃ絡んでこない限り聴き返すこともあんまりないと思う。
初めて「サンホラ、離れるかぁ……」と思ったりもした。実際1回FCの更新も止めた。
とまあそんな感じで気持ちがド派手に離れていたところ飛び込んできた新譜。
物語を再生した瞬間、飛び込んできた朝夜メロディ、出るわ出るわの引用フレーズオンパレード。あぁ〜〜〜これこれこれ〜〜〜!!!!(絵馬ももちろん引用はありました)
そして一番の感動は、JIMANGの歌声が聴こえてきたこと。本当に涙がこぼれてきた。私は例のアコナイ(確か)に参加できなかったので、人伝にしかもうSound Horizonに参加するじまボーカルが聴けないということを知ったので……
世界観は相変わらず現代、しかもガッツリ日本だし絵馬以上に現実に即しているので幻想楽団の幻想の色はかつてとは少し違うと思う。キンレコ時代までが好きな人は〜って書いたのはそういう理由である。ただ、音楽体験として絵馬よりはかつてのノリに近いとは思う。
まだまだ全然聴き込みは足りないんだけど、今の時点で一番好きなフレーズが、物語の一節。耳コピなので表記はおそらく違うと思うけど
「其は命なきもの 故に永久を生きるまほろば 人はその嘘を紡ぐことを 物語と呼んだ」
メロディラインもだし歌詞も凄く好き。私はあまり言語化得意な類ではないのだけれど、物語を永久に生きるって表現したことがすごく嬉しかったというか。だってサンホラで描いてるものも物語じゃないですか。旋律と言の葉で紡がれる物語も、命がない故に永久を生きるわけですよ。忘れる人がいなければ……
誰かが聴き続け、それに影響された人がまた聴いて、その輪が広がればこの幻想も永遠になるわけです。なんだか夢があると思うんですよ。
私はこのフレーズが聴けただけでも、ハロウィンと朝の物語を聴いてよかったと思います。
では私は再度リピートに励みます。そして限定版の予約でもします。
突如として降って湧く製菓欲
数年に一度、突然「菓子を作りてえ!!」という気持ちが湧くことがある。
作る菓子は大抵ホケミ使用のなんちゃってスコーンもどきだったり、ありものでできるクレープ生地だったりとあまり凝ったものではない。ケーキとかシュークリームとかいいよね〜憧れるよね〜とは思うが、実際に作ったことはない。
なにせ製菓、あまりにも割に合わない。原材料費と手間と諸々を鑑みると、洋菓子店のお菓子がなぜあんな値段で買えるのか不思議で仕方がなくなってくる。安く作れるホケミ使用菓子は味の点で店売りには遠く及ばないし、じゃあ粉とバターと生クリームに拘って作るかってなると原材料費がやばい。そして難しい。
――じゃあ買えばいいじゃん、と思うだろう。そう、わかる。だから買う。見た目から華やかなパティスリーのお菓子もお手頃価格チェーン店のお菓子もスーパーで買える格安お菓子も全部好き。皆違った良さがある。ありがとう。私の給料はお菓子で結構な額が溶ける。
なんですけど。それでも抑えきれない製菓欲が湧くことがある。
これは多分、世の人が突如としてスパイスからカレーを作りたくなる欲に近しいものだと思う。コスパをかなぐり捨てて、そこそこの工数を経て「作ったぞ」感を出したいくらいの……
ということで今回製菓欲に駆られて作った菓子達を紹介して供養する。
- ミルクアイス

アイスって作れるんだ……と思って作った。アイス出来たわ。
アイスを作るうえでの天敵はレディボーデンやハーゲンダッツなどのちょっと高級志向のカップアイス。特にレディボーデンのでかいカップが一番の敵(値段的な意味で)。
あぁ〜買ったほうが安上がり〜!と思いつつも欲に負けて作った。結構美味しかった。レシピ通りに作ったところ、生クリーム200ml、牛乳120mlに対して砂糖が70gなので結構甘めだった。次は砂糖減らしてコーヒーアイスとかにしてもいいな〜などと野望が膨らむ。

あとタッパーにいっぱいのアイスってそれだけでテンション上がるよね。製菓の本質って、でかい菓子を特等席で拝めることかもしれないなと思った。
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ブルーベリーレアチーズケーキ

写真の色が悪いが、ブルーベリーなんです。本当です信じてください。スマホのカメラの色補正が非常に悪く働いたが、カメラビギナー過ぎて直せなかった。映えなさすぎる……
レシピは下記より。生クリーム使わないので予算が浮く!しかもヨーグルト水切りいらずで思い立ったら作れる!ただし、宿命としてフワフワとした口当たりのものは作れない。ぷるぷるなので、ジャンルとしてはムースからフワフワ感を減らしたものに近くなると思う。これはこれで美味しいので、その辺は食の好みでレシピを選定したほうがいい。
工程としてはわりと楽だったのだが……どうも土台が上手くいかなかった。一旦冷蔵庫で土台だけ冷やす時間が足りなかったのか、生地を注いだらビスケットの一部がぷかぷか浮いてしまった。残念。ビスケットの隙間にも生地が入ってしまってべしょべしょに……
リベンジする予定はあんまりない。次やるなら生クリーム使ってブルーベリー抜きのレアチーズケーキかなぁ。
というわけで、突如湧いてきた製菓欲との戦いの記録であった。この戦いがまだ続くかは不明である。やりたくなったらやる。やりたくなかったら買ってくる。
Androidタブレットに乗り換えて4ヶ月経った
これまで世代交代を挟みながら8、9年ほど無印iPadを使ってきた。4月頃まで使っていたのは第7世代のiPad。10.2インチになった世代である。第1世代ペンシルも使える機種だった。この第7世代というのが2019年秋の発売だったので、大体4年半ほど使っていたらしい。これだけ使ってるとちょっとガタが出てきて、買い替えどきかな〜なんて思っていた。じゃあ第10世代を……と思ってApple公式サイトを見て愕然とした。256GBモデルが約9万円(その後、ちょっと値下げされた)。無印ってこんなに高くなってたのか。調べたら第7世代の128GB モデルは当時約4.5万円だったらしい。ストレージ容量も倍に増えたとはいえ、物価高とか為替レートの影響をものすごく感じる。
正直なところ長年無印iPadを使っていたのも、買い替えた知り合いからお古を貰ったとか、性能からしたらわりと安いからという消極的な理由からだった。じゃあもうiPadじゃなくていいのでは?と思ってしまった。
原神みたいな動作激重ゲームをやるわけではないが、音ゲーはカクつきなんかが命取りのゲームジャンルだ。あまり精度を追求するタイプのプレイヤーではないが、プレイ中にガクついたり強制終了するような端末は流石にナシである。
そんな前提のもと調べたら、意外とあった。値段も考慮するとバイバイになる端末もあったが、思ったよりは選べるくらいの選択肢があったのに驚いた。ごめんねAndroidタブレット舐めてて。
- ストレージは256GB以上
- RAMは6GB以上
- 価格7万未満
- 筆圧感知機能つきペンシルが存在する
iPad互換として安価なものを探していたのでこんな感じの条件を設定して探していた。ペンシルはまあなくてもいいかと思ったが、選択肢があるということが大事なので一応条件に。これらの条件をくぐり抜けて最終的に買った端末がXiaomi Pad 6。

純正カバーはマグネットで吸着して、スタンドになるタイプ
無印iPadから乗り換え先のタブレットとしては比較的メジャーどころかと思われる。私が買ったタイミングでは、純正カバーかガラスフィルムのおまけ付きでお値段59800円だった。今見たらオマケ無しで52800円。
が!しかし!!今からこの端末を買うのは一度考えたほうがいい!!
というのも、私がこれを買ったあとにXiaomiはXiaomi Pad 6s Proという端末を出した。こいつは大画面ハイスペック版。最大構成のPad 6の定価に5000円足すだけで、性能がグンと上がった端末を変えるのである。大型化しているのでそこが嫌な人は別だが、正直この価格差で性能がここまで引き上がるんだったら最初からPro買ってた。買うタイミング最悪だった。せめて6+128GB版だったら価格差がもっとあってあまり後悔しなかったのに。
とはいえ、Pad6自体が悪い端末なわけではない。タイミングが悪かっただけだ。マルチタスクができたり、インカメラは横にしたとき上辺中心に来るWeb会議などに優しい仕様。充電も早め。上の写真ではカバーで見えないが、本体色ミストブルーはシルバーに近い青で、上品なカラーリングが好印象だ。Android14ベースのXiaomi独自OSも露骨にiOSに寄せているのでなんとなくでも操作ができた。もっとも、細かいところの違いに違和感を覚える原因でもあったが。まあ使ってれば慣れるだろうの精神で使い続けた。そして概ね問題はなかったのだが……どうしても「慣れ」で解決しないこともちらほらでてきた。
- LINEがスマホと同時にログインできない
これは私の単純なリサーチ不足だったが、LINEは基本的に1端末でしか同時ログインができない。例外がPC版とiPad版……だったらしい。普通にいけると思って開こうとしたら、スマホのデータを引き継ぐことになりそうだったので慌てて中断した。結果、家でスマホをほぼ触らない私はLINEの通知に気づけなくなるという自体が発生してしまった。その後、スマートウォッチを買って通知だけには気付けるようにして事なきを得た。
- クリエイティブ系アプリの種類がiOSより少ない
人によってはマジで致命的だと思う。有名どころだとAdobeのPhotoshopはiPad版。買い切りイラスト制作ソフトのProcreateもiOS版。絵書かないしあんま関係ないかな〜と思ったら、PDF出力もできるしでわりと使ってた縦書きテキストエディタの縦式というアプリもiOSだけだった。縦書きテキストエディタ探さなきゃ……。ただ、ゲームアプリとかは基本Android/iOS両方あるからあまり気にしなくていいと思う。
- 引き継げるデータと引き継げないデータがある
OS間のデータ引き継ぎができるアプリとできないアプリがあるので、使いたいアプリは事前にちゃんと確認したほうがいい。アプリゲームだと有償石は消える事が多い。買い切りアプリは買い直しだし1からやり直しになる。広告削除課金もOS間だと引き継げない場合が多いと思う。
- 動かないアプリがある(HyperOS)
これはAndroidタブレットというか、XiaomiHyperOSに起因することだと思うが、一部のアプリがまともに動かない。私の環境では、具体的にあげるとメギド72というアプリ。起動すると強制終了する。おそらくHyperOSがなんか相性悪いんだろうなぁ……と思っている。Xiaomiに限った話ではないが、Android系はメーカーが独自にカスタムを施したOSが搭載されていたりする。これで動かない場合、ゲームの開発運営元に問い合わせてもサポート対象外になる可能性があるので、気をつけた方がいい。もし絶対にやりたいゲームがある場合、端末の名前やOS+ゲームの名前で検索をしてみたほうがいいかもしれない。Twitter(現X)やブログなどで書いている人が見つかるかもしれない。今は大丈夫でも、いつか特定のアプリが動かなくなった時のサポートが確約されないという点がリスキーだと感じる人は、大人しくカスタムなしのAndroid搭載端末か素直にiPadを買ったほうがいい。
4ヶ月使ってみて、買い替えなきゃよかった!!と思ったことはそんなにない(メギドが動かなかったときはかなり後悔したが)。Xiaomi Pad 6はコスパに優れた端末だと思う。
とはいえ、iPadならびにiOSの充実ぶりが逆にはっきりした形にもなった。アプリもだが、アクセサリ類も含めてやはりタブレット市場におけるiPadという存在の大きさを思い知る。互換ペンシルが3COINSとかでも買えてしまうし。ユーザーの母数も多いので、トラブルが起きたときにも類似の事例を探しやすいというメリットもあるだろう。人気のある端末なので、中古で売却することを考えても、かなりのリセールバリューがある。第7世代iPadも構成によっては未だに3万円ほどで値がつくので驚きだ。
月並みなまとめになってしまうが、自分の想定している用途は何か、先人の使用レビューなどで自分にとって致命的な問題はないか、よく検討するべきだと思う。安易に値段につられて乗り換えると、おそらく不幸な自体が起きてしまう。とはいえ、Androidタブレットが昔ほどひどい端末でなくなっているのもまた事実だ。できること/できないことをしっかり理解して賢く楽しいタブレットライフを!!
ポケットモンスターシールド感想① きっちり作られた世界観で魅せる良作
先月からぼちぼちやっていたポケットモンスターシールドの本編(ホップを撃破しTHE ENDが表示されるまで)をクリアした。プレイ時間で44時間ほど。7月14日から始めてたので大体一ヶ月かかった計算だ。毎日やっていたわけではないし、のんびり遊ぼうと思っていたのでこんなものだろう。

察しの良い人なら違和感に気づいてそうだが、始めたのは剣盾である。最新作SVではなく。私はSVは発売直後に買ってクリア済み。しかし剣盾は未履修であった。というか6〜8世代はすべて未履修だった。いろいろ理由はあるけど、それはまたの機会に書く。
正直なんで今このタイミング?という感じであるが、端的に言ってしまえば「金髪長髪メガネ男性キャラ」という好みど真ん中のビジュアルをしたキャラがいることを知ってしまったからです。ポケモンマスターズEXというスマホ向けアプリゲームがDeNAから配信されているんですが、YouTubeのポケモンチャンネルの告知動画で見てしまったんですよね。セイボリーというキャラクターを。
これは誰!?ユニフォーム着てるってことは多分剣盾!?DLC!?盾限定!?とやいのやいの騒いで、そのまま始めた。こういうときだけは行動力があるなぁと他人事のように思う。ちなみにDLCはまだ買っていないのでセイボリーにはエンジンシティ駅でちょっと会っただけ。今度買います……
さて買った経緯はこの辺にしておいて、クリアしてすごく思ったのは大人ちゃんとしてんなぁ……でした。どうも子どもが主人公のフィクション作品で子どもを活躍させようとすると「もっとちゃんとしなよ」みたいな大人キャラクターが生まれてしまったりするんだけど、わりとそこら辺はしっかりした造形のキャラが多かった気がする。
やっぱり一番大きいのはダンデの存在かなぁ……と。チャンピオンとしてのダンデという存在はガラルという世界においてもの凄く大きい。わりと民全員ダンデ大好きくらいの勢いある。ご贔屓のジムリーダーはいつつも、やっぱチャンピオンは別だよねみたいな。しかも本人もそれをわきまえてチャンピオンとしてきっちり振る舞えている感じがある。ダイマックスポケモンの暴走を鎮めるとか最たる例な感じがする。チャンピオンがいれば安心だ!って思わせられるし、それが求められていることだとわかってやってる感じ。マントだけはダサいけど。でもスポンサー様のロゴだしな……
個人的にはカブさんがとても好き。設定が格好良すぎる。一度落ち目になってから這い上がれるの強すぎる。しかもそれがダンデとの負け試合ってんだから凄すぎる。負けたけど、自分はもっともっと強くなれるって確信を持てて、事実ジムリーダーやってるんだから。いつかチャンピオンになるカブさん見たいよ私は……。
あとリーグカードとレアリーグカードのシステムがヤバい。現在と過去っていうコンセプトで似たようなタイプのカードだとネズもなんだけど、カブさんのはマジで「わかってる」人の所業。あのシステムを考えたスタッフは天才。賞与たんまりあげるべきだよ。
ジムリーダーを中心とする大人のキャラがかなりいいのは勿論だけど、ライバル達も各々魅力的だった。
マリィちゃんはやっぱかわいいよね。シナリオへの関わりとか主人公との対立とかは他二人よりはちょっと控えめなのは残念だけど、あんま無理に突っ込まれて破綻するくらいならアレでいいかなぁという感じもする。これからスパイクジムリーダー頑張ってね。
ビートくんは……なんか凄いことになってたな……私は趣味で手持ちをすべてエスパータイプで固めるという遊び方をしているので、序盤はめちゃくちゃライバル心を持っていた。そしたらいつの間にか妖怪のような老婆に攫われてピンクになっていた。

エスパー→フェアリーへの転向なので、彼の手持ちは4体の内3体がエスパー・フェアリー複合。私の手持ちと半分被っていた。責任持って叩きのめしておいた。性格面でいうと、ポプラ婆さんの愛ある(?)意地悪指導のお陰でかなり丸くなってた。全てだった人間からの拒絶と挫折、そして再生が味わえるなかなか要素てんこ盛りの少年。なんだかんだポプラ婆さんにぶつくさ言いながらも、本当にジムに来られなくなるくらい衰弱したら泣きそうな子ではあるよね。
ホップくんは〜いい子。いい子だからいっぱい悩む。兄であるチャンピオンダンデへの純粋な憧れ、兄から推薦してもらったという自慢や自信というのもあっただろうし、だからこそビートに負けたときに悩み苦しむ。ダンデがチャンピオンでなくなっても悩む。ソッド・シルディに負けても悩む。でもホップ、悩むけどこっちにそのモヤモヤを押し付けて暴れることは決してしないんですよね。悩んで悩んで、たまに主人公と戦って、ちゃんと自分で結論を出して進める。凄いことですよこれ。ポケモンバトルというコミュニケーションを通して、自分の感情をきちんと整理して、何に悩んでいるのか?自分はどうなりたいのか?を導いてる。もちろんそれは主人公の存在も大きいんだろうな〜と思う。同年代で自分より強くて先に行っているように見える主人公悩みのタネでもあるし、解決するためのきっかけでもある。皆に大事にされて育ってきたんだろうなぁ……というのがわかる子だと思います。ザシアン捕まえられたのも納得です。頑張ってたもんね。でもザシアン強すぎてリトライ6回くらい食らったからそこは勘弁して。研究者としても頑張ってほしいね。「チャンピオンの弟」ではなく、「ホップ」という名前が後世に残るように。
あと悪の組織……というかシナリオ上の敵について。私はローズが敵になる、ということだけはちょっと知っていたので、ローズのやってるエネルギー会社ってのはFF7の新羅カンパニーみたいな感じなのかな?と思っていた。ガラルという地の寿命を縮めるとかそういう感じかなぁと。蓋を開けてみたら真逆でちょっとビックリした。ビートを追放したときにほんとぉ?って思って聞いてたんだけど、本気だった。本気だからこそより怖い……
確かだけど、ローズがしているような危惧って具体的に何かきっかけがあったとか本編で出てなかった気がする。ガラルを襲ったムゲンダイナもローズの仕業だし。すでにでてるorDLCで読めるだったらごめんね。
おそらく本当にただの愛国心、そして英雄願望がスタート地点で。ただその発揮の仕方が異常なだけで。なんでわかってくれない?っていうのも多分本心だろうからより恐ろしい。正直空に隕石が浮いてるとかならダンデだって大会取りやめたと思うけど、そうじゃないんだよね。確かに遠い遠い未来のガラルを心配すること自体が悪いわけじゃないんだけど……全く具体的になっていない危険に対して、今すぐやるには研究成果もなにも整っていない方法を取ろうとしたからああなっちゃった感じはする。未来のガラルを守ろう!って研究にお金だけ突っ込んでおくならただの愛国心の強い実業家で済んだのにね……
でも、そこがそうじゃなかった、普通の人には理解できないレベルの強固な信念を持ってたからこそ敵対するしかなかったんだろうなぁ。理解できない存在だからこそ敵になるしかなかったんだなぁ。出発地点の理想自体はそんな変じゃないからね。
とまあつらつら書き殴ってきたが、総合すると結構楽しかった。やっぱり未知への冒険ってのはいつやっても楽しい。RPGの醍醐味ですね。
SVから一世代遡ったことでちょっと遊びづらいポイントとかは勿論あったけど、レベル上がりすぎヌルゲーは回避できたのでむしろ良かったとも言える。
一番好きだったのははスポーツ競技としてポケモンバトルが成立した世界ってこうなるんだ!っていうのが見られたところ。とくに近年、ポケモンって作中世界における実在性というかリアリティ・ディテールに結構力が入っている気がする。サンムーンから増えたリージョンフォームとかもそう。今作でいうとポケジョブとかもかな。ジムリーダーの本業ないし副業とかもその一環だったのかなと思っていだけど、ポケモンバトルそれ自体が産業として成立していたらああなるんだ!という感動といえばいいだろうか。スポンサーとか見ると、賞金以外でちゃんと生計立てられてるのに納得だし。あとはリーグカードシステムとか地味だけどいい仕事してると思う。プレイヤーが作中キャラのプロフィールを読めるということもだし、こういうグッズありそう〜という感が出る。
私も買いたいよカブさんのリーグカード……
こんな感じでかなり楽しめました。機会があれば感想②DLC編も書きたいね。まだ買ってないけどね……